満身創痍イギリスブログ

イギリス生活のことメインで書いてます。ロンドンで現地採用されロンドンで働いています。なのであまり留学ブログではなくなりました。猫が好き

【イギリス留学】英語検定の勉強方法(IELTS、CAE、FCE)

こんにちは、今回は今まで受けた英語検定とやっていた勉強方法を書いていきます。

 

受けた検定

IELTS Academic

一番いろんなところで使えるのでとりあえずこれを受けるべしです。

日本英語検定協会やブリティッシュカウンシルが運営してます。 

1:スコア方式

合格・不合格ではなくスコア(0〜9まで)を出してくれるので、受ければ必ず有効な英語力の証明になります。イギリスの大学院なら6.5〜7.5ぐらいを要求されます。セクションはReading、Writing、Listening、Speakingの4つに分かれており、それぞれのスコアとOverallのスコアが出ます。

(追記:ちなみに体感なのですが、イギリス大学院の足切りが6.5〜となってはいるものの実際8.0くらいはないと授業とかディスカッションとかきついなという感じです。)

2:有効期間は2年

どんなに良いスコアを取っても2年で失効します。高いのにひどい。

3:GeneralモジュールとAcademicモジュール

の2種類があります。海外の大学・大学院に進学したい方は必ずアカデミックモジュールを受けます

また、大学がIELTSのスコアが足りない留学生に向けて開講しているPre-sessionalコース(これを受講すれば少し英語力足りなくても入学できるよというシステム)があるのですが、このPre-sessionalコースを受講するにはブリティッシュカウンシルが運営するIELTS UKVIで受けたスコアを持っておく必要があります。受験料は普通のと比べて少し高いです(確か35000円くらい)。これが必要な人はUKVIで受けてなくて終わった…とならないように注意です。

 

ケンブリッジ検定CAE

ケンブリッジ検定FCE

日本ではあんまり知名度がないみたいなのですがIELTS同様に世界中で就職や進学に使える英語検定です。

1.PASS or FAIL方式

IELTSは基本的に全員が同じテストを受けてそれぞれ自分のスコアが出ますが、こちらはまず英語力のレベル別に受けるテストが異なります(A1〜C2で分かれています)。そして受けたテストに対してPASS(合格)かFAIL(不合格)で結果が出ます。

受けさえすればとりあえずスコアがもらえるIELTSと違い、こちらはFAILしてしまうとその結果は紙くず同様使えないので、自分の英語力と受けるテストのレベルをよく考えないといけません。

セクションはReading、Writing、Speaking、Listening、Use of Englishの5つに分かれていて、総合結果の合否以外にもそれぞれのスコアを開示してくれます。

2:生涯有効

PASSしてゲットした結果は有効期限がなく生涯有効です。

3:内容はGeneral English

IELTS Academicのようにアカデミックな英語力を問う内容ではないです。ライティングも手紙を書くとかカスタマーセンターにクレームを書くとか、リスニングも日常会話を聞いて問題に答えるような感じのものがほとんどです(ただし超速)

私はCAE(C1レベル)とFCE(B2レベル)の2つを受けました。どちらもPASS✌️

イギリスで受けた時はペーパー方式とコンピュータ方式があり、コンピュータの方が結果が返ってくるのも早くライティングに関してはワードカウントも付いてたので、もし日本で受ける際に選べるならコンピュータの方がいいと思います(リーディングは画面スクロールになるのでペーパーの方がやりやすいと思います)。

 

勉強方法 

 

IELTS

1:リーディング

とにかく問題集をひたすら解く。

 

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Cambridge University Press IELTS Academic

これを使ってました。(Amazonに売ってるのですがレビューを見たらコピー品注意と書いてあったのでリンクは貼りません。大きめの本屋さんに行けば売っているはずです)

何冊も解くのはなかなかできないので1〜2冊を何周かすれば十分だと思います。

2:ライティング

形式がかなり決まってるので、使い回しできる構文や単語がかなり多くあります。解答例を見てよく使われている言い回しや語彙をメモしていきます。とくにパート1はグラフの変化や数量を表す言い回しが何回も登場するのでそのあたりは要チェック。自分で時間を計って練習しましょう。書き始める前にパラグラフ構成を考えて横にメモしておくといいと思います。

3:リスニング

BBCラジオを聞いていました。ラジオの方がIELTSのテストで聞く時のスピードより速いので練習になります。あと例えばリスニングのパート1、4は穴埋めになっていますが、どんな内容の答えが入るかを先に考えておくと解きやすいと思います。(時間が入る、場所が入るなど)

IELTSのリスニングは1回しか流してくれないので、もし聞き逃したらその回答は諦めましょう。私は最後の回答を書き写す時間に戻ってきてなんとなく入りそうなワードを書いてました。(8%ぐらいの確率で当たる)

4:スピーキング

これも形式が決まっているので一人でぶつぶつ練習します。パート1では自分のことについて聞かれるので2〜3文で答えるように練習します。パート2はトピックが書かれたカードをもらいそれについて2分のスピーチをします。試験官は時間を計りますがこちらには見せてくれないので、自分で2分以内に収まるように話す練習をしましょう(早すぎると話し終わった後タイマーが終わるまで気まずい沈黙が流れます)。パート3は2のトピックに関して聞かれる質問に答えます。

自分のスピーキングを録音して聞き直すと発音のチェックもできるしどういうところが良くないかも分かるのでおすすめです。トピックカードは「IELTS speaking part2」とかでググると色々と出てきます。

IELTSは英語力ももちろん必要ですが数をこなして形式に慣れるのもかなり大切だと思うのでたくさん練習するのがいいと思います。

 

 

ケンブリッジ検定

テキストはこれでした。

 

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Cambridge University Press Complete Advanced

 

1:リーディング・Use of English

リーディングとUse of English(いわゆるボキャブラリーと文法問題)が一緒になっています。リーディングはとにかく分量が多い&正確に読んでいく必要があるので、きちんとトピックセンテンスや接続詞にアンダーラインを引くなどして読むといいと思います。

特に抜けているパラグラフを本文に戻す問題は指示代名詞(thisとかheとか)と接続詞(howeverとか)がかなり大事なので必ずチェックしておきます。あと単語の派生語(persueとpersuitなど)もややこしいのは勉強しておくといいと思います。

2:ライティング

FCEとCAEで若干書き方も分量も違います。なのでどちらを受けるか(またはその他を受けるか)で練習も変わってくるかと思いますが、とりあえず大事なのは時間内に作文を完成させる練習をすることだと思います。

まずは時間がかかってもいいので完成度の高い文章を書く練習をします。なんとなくできるようになってきたら今度は時間を短くしていく練習をするというようしていました。

添削してもらえる人(できればアカデミックな人)に添削してもらうか、いなければ解答例の使える構文を丸暗記するのが確実です。

3:リスニング

ケンブリッジ検定のリスニングはIELTSと違い2回流れます。私は問題が流れる前にまず選択肢を読み、1回目を聞き、答えを選んだら確認で2回目を聞くという風にしていました。IELTSよりも気持ち2倍くらい速いし殺気が怖いです。海外のドラマやYoutuberを見てカジュアルな速いスピーキングに慣れるといいと思います。 

4:スピーキング

2〜3人のペアでやります。

試験官から写真や図やトピックが書かれた紙をもらい、それについて質問されたことに一人ずつ答える or ディスカッションします。ディスカッションは時間内に結論まで達しないといけないので協調性も大事です。ペアの相手は完全ランダムだと思いますが(受験番号順なので)外れると地獄の可能性ありです。

 

最後に私が9月に受けたIELTSの成績ものせておきます。

Overall 7.5

Reading 7.5

Writing 6.5

Listening 8.0

Speaking 7.0

出願ボーダーギリギリでした。 

こういうテストは実力と同じぐらい慣れが必要です。受験料はそんなに安くないので(というか高いので)本番の前にたくさん練習できたらいいですね。 

 

それでは!