満身創痍イギリスブログ

イギリス生活のことメインで書いてます。ロンドンで現地採用されロンドンで働いています。なのであまり留学ブログではなくなりました。猫が好き

【イギリスで就職します】就活アドバイス

こんにちは、みなさまいかがお過ごしでしょうか。こちらは最近ずっと天気よくてあったかくていい感じです💞

 

じつは先日イギリスの会社から内定をもらい、イギリスで就職することになりました。

課題に忙しすぎて就活にとりかかるのが遅く、どのくらい遅かったかというと5月末に初めてCV書き始めるレベル。しかし遅かったわりに本当に運よく1か月ほどでオファーをいただくことができやっと安心して寝れるわ〜て感じです。本当にラッキーでした。

 

というわけで今日はイギリスで就活をした私からのアドバイスをまとめて書きたいと思います!長くなるのでこの記事では就活アドバイスをメインに、面接〜内定までのことはまた別の記事で書きます。

追記:書きました↓

 

erubloguk.hatenablog.com

 

 

〜私の経歴とあまり参考にならない就活タイムライン〜

2019年の春に日本の大学を卒業してそのまま9月からイギリスのMAで翻訳関係の勉強してます。今年の9月にコース終了予定。(したがって就活はentry-levelといういわゆる新卒扱い)

コースが始まってすぐの10月になんとなくキャリアセンターに1回行っただけでその後一切就活することなく気付いたら5月末、この時点でロンキャリも終わってるし(コロナだけど一応オンラインであったっぽい。よく知らない)日系企業の就活にはすでに出遅れ、もともと日本で就職する気あんまりなくてイギリスで就職したいな〜と思っていたもののさすがに滑り止めがなくなりヤバイと思いようやくCVを書き始める。referenceの依頼もこの時期にしました。イギリス人にCVチェックとインタビューのFAQを教えてもらい、6月の頭からアプライ開始。6月中旬〜アプライした会社からスキルテストやインタビューの連絡が来る。内定をいただいた会社は、6月中旬〜下旬にスキルテスト2回受けて通過したあと7月の初めにonlineインタビューに呼ばれる。が、全然準備してない質問ばっかり聞かれて完全に焦ってしまい失敗したと思って寝込んでいたら2日後にオファーの電話をもらいました😭

ちなみに一応日本の企業にも履歴書いくつか送りましたが1通も返事きませんでした。

 

スキルテストというのは私の場合翻訳関係のお仕事なので翻訳テストみたいなものでした。スキルテストがない会社もあるかもしれませんが、たぶん新卒MA&既卒レベルなら大抵は何かしらあります。いわゆるSkilled jobならほぼ絶対あります。

 

そういうわけで、この記事はイギリスの大学・大学院に在籍している人が就活する際のアドバイスはもちろん、すでにYMSビザなどを持っていてイギリス就職したいな〜と考えている方にもお役に立てる情報ありだと思うので参考にしてみてください👀

 

【目次】

 

CVはなるべく早く書き始める

私はこれをやらなくて後からめちゃくちゃ後悔しました。CVはかなり大事な上に何回も書き直しするので思ったより時間かかります。最低限フォーマットはきちんとして、ネイティブに英語のチェックはしてもらいましょう。CVに使える印象のいい動詞は「cv action verb list」で検索したらたくさん出てきます。

フォーマットも普通の時系列順に並べたものやスキルを強調したものなど色々あるので、私は応募する会社に合わせてちょっとずつ変えてました。そこまでしなくてもいいかもしれませんが、例えば「あまり関連する職歴もってないな〜」なんて場合は職歴が目立たないスキルベースのCVにするとか、やり方は色々あります。とにかく自分の強みが一番よく見えるCVを作ります。

 

Tier4ビザ&post study workを活用する

現在イギリスの大学で学生の皆さんはTier4ビザあるいはコース終了からビザが切れるまでのPost study work期間をうまく活用しましょう。

イギリスの就労ビザ(Tier2)取得はそもそもかなり条件が厳しく、基本的に年間30,000ポンド以上の収入がある人にしか出ません(2020年7月現在)が、Tier4ビザありの新卒で就職する場合やPost study work期間からの切り替えの場合この条件が20,800ポンドになります。この時点でかなりハードルが下がります(企業側も)

しかも2020年以降の留学生から、Post study work期間がこれまでの4か月から2年まで延長されるらしいですね!いいな〜!これはもう活用しない手はないでしょう。

 

LinkedInを有効活用する

超重要です。私はここから応募して仕事ゲットしました。ここから仕事を見つけられなくても、企業を調べたり人事を調べたりできるし何かと便利なのでアカウントは作りましょう。

繋がりは少なくても大丈夫です。とにかく自分の経歴とスキルをなるべく細かく書きます。留学生の強みは英語以外の言語ができることなのできちんと強調。

Job searchのところでキーワード(例えばengineering, japaneseとか)を入れて、希望の勤務地と自分のスキルにマッチする仕事にアプライしていきます。また、企業側もわりとLinkedInから応募者を探してたりするので、向こうからdmが来ることもあります。

日本人がイギリス人と就職競争して勝てる要素というとおそらく「日本語ができる」という点がほとんどなんですよね。それ以外だといくらでも優秀なイギリス人はいるし、イギリス人はビザのお世話なしで働けるので、企業としてもイギリス人優先になるのは仕方ないわけです。なので日本人は「日本語ができること+自分のスキル」を組み合わせて探すのがいいと個人的には思います。

私が求人を見てたときは、「日本語ができるエンジニア」「日本語ができるプロジェクトマネージャー」みたいな求人がわりとあって、お給料もそこそこ高かったので需要はそれなりにあると思います。

 

求人サイトもこまめにチェック

indeedはかなり求人の幅が広く募集も多い印象があります。私もかなりチェックしてました。入れ替わりも激しいので良さそうな求人を見つけたら早めにアプライすることをお勧めいたします。

indeedのアプリケーションフォームから直接応募できる求人も多く、その場合カバーレターがいらなかったりすることもあるのでチェックしておくのがいいと思います。

reed.co.ukも登録してました。こちらはあまり求人の数は多くありませんがたま〜にめちゃくちゃ良さそうな募集が見つかったりしたので一応チェックしていました。あとはYMSビザや配偶者ビザなどすでにイギリスで働けるビザを持っている方にも向いてると思います。

MixBはイギリスの日系企業の募集があったり、とにかく日本人向けの求人サイトです。ビザスポンサーしてくれる会社はあまりないかもしれませんが、これもYMSや何かしらビザをすでに持ってる方には向いてます。私はほぼ使いませんでした。

あとはStudent Circusというビザを出してくれる会社だけを扱ったサイトもありますが、サイト自体が使いづらい&大手企業しか載ってないので、ここに載ってるのが全部だと思ってしまわないようにした方がいいと思います。ビザ出してくれる会社はもっとたくさんあります。STEM系や金融・監査などの業界でイギリス人とかなり張り合って戦えそうな方は見てみるといいかもしれません。詳しくはGOV.UKにある企業リストを見てください。

 

学部のメール&教授からのメールをチェック

特にMAだと学部メールや教授からの転送メールで専攻分野のインターンや求人情報が送られてくることがよくあリマス。ただビザが出るかどうかはまた別問題なので、フルタイムの仕事を探している場合は注意しましょう。フルタイムの仕事を見つける目的じゃなくても、インターンで経験値を稼いだり、ボランティアしたり、カンファレンスに参加したりネットワーキングしたりも重要で、そういう情報もだいたい学部or教授のメールから来るのでとりあえずチェック。→こういうのが後々CV書くとき役に立ったりします

 

経験値をできるだけ積む

さっきもちょっと書きましたが、イギリスは新卒採用とはいえあまり「新入社員を一生懸命育てる」みたいな感じではありません。それよりもある程度経験があってこのくらいの仕事はしてくれそうだな〜という最低限のレベルがある人しか取りません。日本の就活だと学部の専攻と全然関係ない仕事をしたり、経済学部じゃなくてもマーケティングのポジションについたりできるイメージありますがイギリスはそういうことはあまりありません。

もし専攻と違うことがしたいならインターンとかパートタイムで経験値を稼ぐしかありません。MAみたいに分野に特化した学歴があることは、その点ではかなりお得というか仕事は探しやすいと思います。

私はMAで翻訳を専攻していたので、CVは主に大学でやったプロジェクトの話8割、ボランティアでやってた翻訳の仕事の話1割、オンラインコースやウェビナーで勉強してた話1割みたいな構成でしたが大丈夫でした。

 

キャリアセンター実はそんなにいらない

大学にあるキャリアセンターは求人情報以外にもCVチェック、模擬面接、進路相談などいろいろやってくれます…が、個人的にはあまり便利だと思いませんでした😇たぶんうまく使いこなせてる人もいると思うので、なぜ私があまり好きではなかったのかだけ書いておきます。キャリアセンターたくさん使いたいという方の参考にもなれば嬉しいです。

  • まず求人情報が留学生向きじゃない

とくに卒業後のフルタイムの仕事を探している外国人留学生には向いてません。なぜならキャリアセンターで紹介している募集では、ほとんどビザが出ません。「ビザのサポートいらない人が£13k〜18kぐらいの仕事(バイト)探す用」って感じです。たぶんイギリスやEU市民権がある学生にとっては便利だと思います。もしかしたらビザが出る募集もあるのかもしれませんが、ここからそれをがんばって探すよりもindeedとかLinkedIn見てた方がいいなって思いました。

  • 予約が取れない&取れても短い

混んでてなかなか予約とれません。とくに春以降。そして大学にもよると思いますが、予約を取ったとしても1回のセッションが20分など短すぎてCVチェックにせよカバーレターにせよあまりしっかり見てもらえません。2ページのCVだと1回の下書きのチェックに2〜3回予約をとる、みたいな感じになってしまい時間がもったいないです。もちろん大学の規模によると思うので、一度覗いてみるのがいいと思います。

  • 人によって言うことが違う

キャリアセンターの職員さんも何人かいるわけですが、人によって言ってることが違ってあまり参考になりませんでした。私は一度キャリアセンターの女の人にCVチェックしてもらい、そのあと別の予約で男の人にチェックしてもらったことがあるんですが、同じCVでももらったアドバイスが全然違うしフォーマットとかもうそれ好みの問題では?って感じで微妙でした。無料で見てもらえるのはありがたいですが、これなら別にCV書くのが得意なイギリス人に最初から最後まで見てもらった方がいいかな〜と思いました。

  • ビザの話ができない

これは法律か何かの決まりで、資格がない人は公式にビザのアドバイスや説明等をしてはいけないということになってます。キャリアセンターの人はあくまでキャリア関連のスタッフの方なのでビザの話は一切できません。それは仕方ないので全然いいんですが、留学生にとっては就職とビザは切っても切れない関係で超大事だし、あまりこっちの状況も理解してもらえない感じがしてキャリアプランや進路の話をするのにはちょっと微妙でした。

 

こういう事情で私は途中からキャリアセンターを使うことは一切なくなりましたが問題なく就活できたのでキャリアセンター実はそんなに使わなくていい説を提唱します。

 

友達とのつながりを大事に

めちゃくちゃ友達に助けられました。私が応募できそうな求人があったらメッセージで送ってくれたり、人事の人とちょっとトラブルがあった時もメール書くの手伝ってくれたり、イギリスの就活ってこういう感じだよとか、イギリスの会社ってこんなんだよみたいな話もしてくれるし、とにかく本当に本当にありがたかったしすごく感謝してます。イギリスの就活は情報収集能力とスピードが大事で、待っていても何も進まないしあっという間にいい募集が別の人に取られたりするんですが、友達が情報をくれたりサポートしてくれたおかげでなんとかなりました。あとやっぱり困ったときは助けを求めるしぶとさも大事です。

 

こんな感じでしょうか。求人はどんどん出てきては古いものから消えていくものなので、もし今あまり求人が見つからなくても2週間後にたくさんポストが出てきたり…みたいなこともあります。とにかくポジティブに粘り強くやりましょう。

 

参考になれば嬉しいです😌

イギリスでこれから就活の方はがんばってください。では🌸

 

ps. special thanks - Evelyn, Will, Jack xx